田舎の不動産の把握の仕方から空き家にすることのデメリット、土地や家の貸し方・売り方、山林や田畑の扱いから、Uターンについてまで、「田舎の家」に関する情報が分かりやすくまとめられている。
自分の場合、今のところ実家をたたむ必要性もそのつもりも無いけど、もしもの時のための予習として読んだ。それに、伯父が一人で住んでいる母親の実家はおそらく将来自分が管理・売却しないといけなくなるので。
本書はページの半分以上がマンガ仕立てになっている。マンガはコンタロウ氏の代表作である『いっしょけんめいハジメくん』のハジメ君夫妻が50歳になり、兵庫県の実家をどうするか模索するストーリー。それ以外のページは相続ジャーナリストの三星雅人氏による解説になっている。
親が亡くなってから慌てないために、自分や配偶者にいずれ相続する田舎がある人はご一読を。
田舎の家のたたみ方 (メディアファクトリー新書 27)posted with amazlet at 11.08.09
