朝から社長の講演会のようなものが。可もなく不可もなく。
 今日も出荷前検査。昼前にまた回路のミスを見つけた。作った本人である上司に調査を頼んだところ、新たに追加した回路のせいでデジタルのロジックが反転していたとか。もともと正常に動いている回路に変更を加えるときに、そんな基本的なことも確認していなかったことに驚かされる。
 ロジック反転を戻してもらっている間に、後輩社員と一緒に部品のカタログなどの収集。近日中に、検収条件を満たしていることを示すために必要になる。検収条件と仕様を調べていくと、社内にある計測器では検証できない項目をいくつか発見した。どうすんだこれ?
 資料集めの途中である電子部品のデータシートを読んでいたときに、データシートに記載されている推奨電流を今の回路では流せないことが分かってしまった。どうも上司は回路を作るときに部品の仕様を確認していないらしい。非線形に動作する部品だからこれはマズいんじゃないか?
 て言うか、不慣れな部品をデータシートすら読まずに製品に組み込むなんて…。技術者なんかやめちまえ!とワタシは言いたい。もし自分の部下(いないけど)が英語だからとデータシートも読まず回路を作るなんて到底見過ごせることではない。裏を返せば上司は誰にもそういう指導をしてもらえなかったと言うことか…(でも自分も誰かに指導してもらったわけではない)。それはそれである意味気の毒ではあるけど、そうやって出来た回路を使わされる側はもっと気の毒と言える。はぁ。

 中国で勤務している中国人の社員が久しぶりに日本に来たので、終業後、有志で食事。