一時間ほど社内で準備をした後、予定どおり過去に納品したお客さんのところに先車で出張。納品担当者と回路の技術者との3人連れ。
昼前に現地に到着し、まずは報告の通りの不具合が起こっていることを確認した。準備してきた対策を仕掛け、動作確認のための準備を開始した。動作確認のための測定には、装置が自動的に準備を完了するのを待たないといけない。待ち時間の間に少し遅めの昼食を取り、しばし別行動で本屋を覗いて買い物をしてから現場に戻った。
報告にあった明らかな不具合は、昨夜用意した低速ソフトウェアを導入することで回避することができた。
回路にノイズが乗るというもう一つの不具合の方は、なかなか消えなかった。ケーブルの接続不良を解消したり、アースの取り方を変えたり、振動を減らしたりすることでそれなりの改善は見られるものの、すっきりと消すことができない。ようやく不満のないレベルまでノイズを減らせた時にはもう日が落ちかけていた。
その後は最後の仕上げとして、デモ測定。お客さんは用事で不在だったため測定に立ち会ってもらうことができなかったが、後で測定データを見てもらい、改善されていることを納得していただけたようだ。
機材を車に積み込んで会社への帰路についたのは夜の9時ごろになった。途中の駅前で社員を一人降ろした。帰社は夜10時ごろになった。くたびれた。