『「理工系離れ」が経済力を奪う』

「工学部サイコー」とか「東工大と中央大(著者が勤務した大学)は頑張ってる」なテイストはともかく、大学の教員の内部事情と、大学の運営や行政とのかかわりが垣間見られて興味深い。
 本書では工学部の教授は「エンジニア倫理」を持っていて、研究にも教育にも熱心だと書かれているが、本当にそういう傾向があるのだろうか?確かになんとなく工学部はビジネスライクな運営がされている印象はあるし、見聞きした範囲での問題研究室は理学系と医学系ばかりだったけど…。学部別の退学者や自殺者の数とか、パワハラやセクハラの数の統計とかって…無さそうだよなあ*1

*1:そもそも「理工学部」はどっちにも分類できないし