ここしばらく改良を重ねてきた制御アルゴリズムがひと段落して、あとは実際に測定をしてみて様子を見るだけになった。この実験は、実装者がやるとひいき目になりがちなので、以前のアルゴリズムのソフトウェアでの測定に慣れた社員にやってもらって感想を聞く必要がある。
まずは今回の改良に協力してもらった社員に実際に試料を測定してもらうことになっているが、その彼は別の仕事をねじ込まれてしばらく時間がとれなくなってしまった。その間ぼんやりと待っているだけでもいられないので、保留中の要望やバグを調べて方針を立てることにした。
バグや要望のうち、すぐになんとかできるものは基本的に早めに対処しているので、残っているのは厄介なものばかり。それらを実装するとなると多くの場合、ソフトウェアの(オブジェクト間の)構造が複雑になる。さらにそうやって持ち込んだ複雑さが動作速度に問題を起こさないようにしなければいけない。
場当たり的に取り掛かっても複雑さに押しつぶされるのは明らかなので、まずは実現すべきことを明確にして、そのために採れる方法を探し出すか自分で考え出す必要がある。
今日からしばらく関係ありそうなサイトや書籍をあさることにした。実験担当者の手が空いたら実験を再開することになるだろうから、それまでにできるだけ作業の目鼻をつけておきたい。しばらくはソースの読み直しと調査を続けることになりそうだ。

鳥観察

出がけにアパートの前の田んぼを見たら、鷺と思しき真っ白な鳥が2羽ほど来ていた。ちゃんと確認できなかったが、コサギだろうか?