高校生に物理を

阪大の理学部(理学研究科)ってこんなことやってたのか。
最先端の物理を高校生に Saturday Afternoon Physics
(今年も開催されるとしたら申し込みは6月頃になりそうなので、興味のある人はもう少ししてから調べてくださいな。)

本当の目的は、理系学部でも特に不人気な物理学科の客引きだろうけど*1、それはそれとしてこういう催しは悪くない。

講師の名前には教授(もしくは助教授)の名前しかないけど、若い人がプレゼンしている写真もあるので、実際は若手が主体になってやっているのかも知れない。それならそれで若手の名前も載せてあげて欲しいところ。
確かに、講師役は教授がやるよりも、若手研究者か大学院生あたりにやらせるほうが効果的でしょうな(説明の技法を教育のプロに監修してもらえれば申し分無い。)。「偉い教授」の講義をありがたがる生徒もいるかも知れないが、むしろ年齢の近い学生や若手研究者が壇上に立つ姿を見せた方が、高校生に憧れをもってもらいやすい。

ちょっと気になるのは「参加者の声」が好意的な感想ばかりであること。
ウェブには内容についての資料がほとんど上がっていないのでなんとも言えないが、不満を感じた学生が全くいなかったとは考えがたいので、主催側に都合の良い感想を選んで掲載しているのかも知れない。だとしたらちょっとずるい気がする。

*1:去年のノーベル賞で一時的に人気が回復しているらしいが