『なぜ日本人は学ばなくなったのか』

懐古趣味な雰囲気と、教養重視の時代に生きた人たちがみな立派であったかのように書かれているのは残念だが、同意できる部分も多い。何より昔の日本にあった良いものが完全に忘れ去られないように繋ぎとめ、復活させようという著者の心意気には感服する。

自分は探すものではなく、学びによって形成するものだ。空気は読むものではなく、つくるものだ。
(本書P219 あとがき)