『キャベツにだって花が咲く』

野菜のトリビアがてんこもりの楽しい本。著者が農学博士だけに「野菜の生物学」と「野菜の文化」「野菜の歴史」を合わさった構成になっている*1。非常に分かり易い本で誰でも気楽に読めるが、生物学的な部分はそこそこ科学的に書かれているので、植物学の基礎知識があるとさらにもうひと味楽しめる。
食糧に関する関心が高まっている今、野菜を食べる人も育てる人にもお薦めできる好著。

キャベツにだって花が咲く (光文社新書 347)
稲垣栄洋
光文社
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*1:調理法は載ってない