『打たれ強くなるための読書術』

古典的名著『本を読む本』の現代日本版。積極的に本を読む方法が具体的に解説されている。新書を多く読む人、文系の大学生に特にお薦め。
本書の特徴として、教養を養う読書ではなく考える力を養う読書を目指していることが挙げられる。言い替えれば岩波文庫の古典文学ではなく新書を読みこなすのに必要な読書力を身に着ける方法が説明されている。
いまのところ本書はあまり話題になっていないようだが、かなりの良書だと思う。もしかすると「理科系の作文技術」などのようなロングセラーになるかも知れない。