価格よりも省スペース

本好きが集まると、杉浦装丁を惜しむ以上に、現在の装丁が許せないという話題がほぼ必ず出る。私が知る限り、現在の装丁がいいと言ったのは、講談社の中の人を含め一人もいない。ゼロ、である。
404 Blog Not Found:誰が講談社現代新書を殺したか

うーん、そうなのか。個人的には講談社現代新書の新カバーはそれほど嫌いではないけども。
それよりも新潮文庫のカバーの擦れやすさをどうにかしてもらいたい。

現在の本読みの願いは、「なるべく多くの本を手元におく」である。版型が小さければ、置ける本の数はより多くなる。7.62mm NATO弾が5.56mm NATO弾になったのと同じ傾向が本に対してもあるのだ。

重要なのは、価格よりも省スペース性である。
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まさしく。
同じ理由で何冊も文庫版に買い替えている。上の『反社会学講座』をはじめ、『漢文力』に『科学は不確かだ!』、『東大で教えた社会人学』、『マンガ 孔子の思想』、ああ『BLACK JACK (文庫版)』もそうか。


銃・病原菌・鉄 —1万3000年にわたる人類史の謎』を始め、他にも現時点で文庫が出るのを待ち続けている本が何冊もある。文庫が出れば迷わず新刊で買うのだが、いつまでも文庫化されなければ待ちきれずに新古書店で買ってしまったりする。
こうなると出版社には代金が入らないし、こちらもかさばる判型を置かないといけないのでお互いに良いことがない。