「政治家や官僚は勝手にやっていろ、我々は政治家や官僚に期待せず、自分たちの事は自分たちで面倒をみて堅実に生きていくから」という辛酸なめ子の姿勢は、その限りで１００％正しい。
しかし、彼女が見落としているのは、国家権力を握る政治家、官僚の特権の大きさとうまみである。「勝手にやっていろ」というだけでは不十分なのである。そうして国民が彼らを突き放すだけではあまりにも馬鹿らしいのである。
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その通りで、我々に害が及ばないなら勝手にやっててもらって構わないのだが、ツケがこっちに回ってくる以上、放置するわけにもいかない。
「政治家や官僚は勝手にやっていろ」と言えるようになるには、政治家や官僚の不始末が永田町と霞ヶ関から流出しないようにしてから。
