たまたま大学時代の同級生が博士号を取って東北地方の大学でポスドクをやっていることを知った。
大学の頃の彼は体育会の部活に熱中していて、物理学にさほど興味を持っているように思えなかったのだが、大学院に進んで何かに目覚めたようだ。昨今のポスドクの境遇を考えれば、彼の現状が必ずしも明るいかどうかは分からない。しかし、少なくともちゃんとした指導を受けて学位を取得できたという点はうらやましくて仕方がない。
つくづく情けない話ではあるが「なんで自分ばかりこんな苦しい目に合うのか」と感じてしまう。しかもそんな風に考える自分を嫌悪して余計に憂鬱になってしまう。
しばらくぶりに精神安定剤（リーゼ）を飲むことにした。少しは効いた。
