正直つらい

最近、もう博士号をあきらめようかと本気で思うことがある。

すっぱりあきらめてしまうことを想像をすると、すごく気分が軽くなって人生に光が差してくるような気がする。その一方で、やりきれない怒りと後悔をいつまでも引きずりそうな気もする。これまで費した時間や学費を考えると、ここで挫折するのは悔しくて仕方がない。その一方で心身を壊してまで続ける意味はあるのだろうかとも思う。

いつまでもあきらめが付かないのは、周りを見ても自分に博士号を得る能力が必ずしも不足しているとは思えないせいもある。同じ条件で競争すれば私でもそれなりの勝負ができるつもりだ。だがこれまでやってきた研究(と呼ぶのもおこがましい)の結果は博士論文に足りるとはとても思えない。
今は相談できる人もいない。私は既に単位取得済み退学しているので、研究室にとっては既に部外者である。学位を取るには教授の「お情け」にすがるしかない。しかし、私にとってはその教授こそが世界で一番信用できない人物なのだ。

だれが見ても明らかな結果を出して学位を取りたかった。

自分の実力が足りないと分かった上であきらめるのではなく、自分ではどうしようも無い原因が多すぎる気がする。もっとも、研究室の選択や、悪いテーマを見抜けなかったこと、もっと早く見切りをつけなかったこと、などまで含めれば結局は自分の責任なのだろう。

…なんか頭痛がしてきた。