『スズメの少子化、カラスのいじめ』

これは面白い。
本書では見慣れているはずのスズメやカラスの意外な暮らしぶりについて楽しく分かりやすく解説されている。おかげでスズメやカラスの鳴き声が聞こえるたびに姿を探すようになってしまった。もっとも説明にある通り人間の視線に敏感なスズメは、なかなかじっくり観察させてくれないのだが。
さらに、スズメやカラスの他にも近郊で見られる鳥たちの見分け方や暮らしぶりが解説されているのがありがたい。私が今住んでいるところは近くに大きな森のある公園や植物園があるおかげか、さまざまな種類の鳥がいる。田んぼや用水池で餌を探すサギの一種らしい大型の鳥に出くわしたり、住宅地の畑で柿の実をついばむ小鳥を見掛けることも多い。もう少し暖かくなったら本書を片手に彼らを観察しに出かけようと思う。

あとがきで紹介されていた図鑑『新・山野の鳥』はたった\550で買えるらしい。こちらも購入リストに追加…と。