http://www.im-product.com/style/miyata.html
結局、日本人がこれだけ勤勉に働いても
その程度しか差が出ないのは、
組織全体にビジョンがなく、
社員の能力を活かしきれていないといえるわけです。
結局、日本は時間をたくさん使って、
時給の低い仕事を一生懸命やっているんですね。
日本は、そうやって、わざわざ時給の低い仕事を
個人も企業も選んでやっているわけです。
それも、自己満足のレベルで楽しいのならいいんですけど、
ぜんぜん楽しくないわけですよ。
さらに楽しくないだけではすまなくて、
それをさらに安く生産する国が出てきて、
産業自体がうまくいかなくなってきているわけです。
今の会社にも「よそが作っているものを、ウチでもう少し安く作って売ればいい」思考から抜け出せない人がかなりいる。しかしこのやり方は特殊な製品を扱うタイプの中小企業には向かない。価格を下げるなら、たくさん作ってたくさん売る必要があるが、マンパワーの無い中小企業にはどちらも難しい。特に製品の市場が狭い場合は、薄利多売をしようとしても市場がすぐに飽和してしまうので、投資を回収する前に売る相手がいなくなる。
