『実録SEの履歴書』

「SE」という言葉は好きではない(はてなダイアリーのタイトルにしているほど)。なんだか生半可な知識でろくでもない案件を取ってくる営業もどきというイメージがあるからだ(もちろん偏見)。
こういう偏った考えを持っているので、タイトルに「SE」と付いているだけで引いてしまう。なので、本書を手に取ってみたのはまったく偶然だった。しかし、中身は決してうさんくさい説教本ではなく、ソフトウェア業界で活躍する人達のインタビュー記事を集めたものだった。
インタビュイーのうち私が前から名前を知っている方を収録順に挙げると、

となる。この人達って「SE」なのか?大人の事情で決めたタイトルなのかも知れないが、対象読者をつかみそこねているような気がしてならない。

時々場違いな「SE」という文言が本文に出てくることをのぞけば、内容は悪く無い。各人の経歴やスタンスが語られていて参考になる。