朝から馬鹿に馬鹿な話を聞かされたせいで気分最悪。

売り上げが増えても利益が減るのは顧客サービスが足りないせいか

今日の朝礼で、ある役員が
「売り上げは過去最高になるが、利益は出そうに無い」
とカミングアウトした。
なるほど、半年前に急に目標管理とか言い出した理由はこういうことか。目標管理で各人の給料の変化に差をつけて、人件費の総額を削ったことを目立たなくするつもりなのだろう。少人数の増額された者を仕立てあげておけば、それ以外の全員の給料を少しずつ削っても、「減ったのは自業自得。増えた人もいる。」という言い逃れが成り立つと思っているのだろうか。

さらにその後、彼はおそろしく的外れなことを言い出した。曰く、利益を出すためには、「会社の存在意義をもう一度認識しなければならない」「顧客のことをもっと考えなければならない」そして、「少しずつ改善している」のだそうだ。彼にしては頭を使ったのかも知れないが、己のアサハカさを露呈していることには気が付いていないようだ。

「会社の存在意義をもう一度認識しなければならない」

この会社の存在意義とは、「社長一族に金を供給すること」である。根拠はいくつも挙げられる。例えば、組織変更にかこつけてほとんどの部長が理由も無くグループリーダーに降格(&減給)になったのに、同族の方々はなんのペナルティもなくのうのうと部長であり続けたこと。また、会社の別棟に私有の建物を賃貸して家賃を入れていること。自家用車を社用車として登録していること。などなど。
その「存在意義」を踏まえてこの発言を意訳すれば、「我々を養うのがお前らの役目だということを忘れるな。」ということになる。
え、誤解? でもあなたがた役員の給料は今回も順調に増えるんでしょう?

「顧客のことをもっと考えなければならない」

つまり何?もっと値下げしろと?それともお値段据え置きでもっと性能を上げろと?そもそも、売り上げに対して利益が少なすぎるということは、安売りしすぎたか、製造コストがかかり過ぎたんじゃないかと思うんだ、僕は。売り上げがあるということは、それなりに買ってもらえていってことでしょ?さらに値段を下げてたくさん売ったら余計に損をするんじゃないかなあ。
僕、理系バカだからケイザイとかケイエイのこと分かんないけど。

「少しずつ改善している」

あなたの言う改善とは、連絡用の書類を電子化しようというあれのことですか?なるほど、これまで裏紙ですませていたものを電子メールにすることで、紙のコストやコピー機のコスト、事務員の作業時間が短縮できますね。さすがです。月に千円も節約できないでしょうけど


あなたの発言、とってもステキです。で、我々は呆れる以外に何をすればいいんですか?


折りしも今日は私の目標達成の話し合いがある(予定)。おそらくなんのかんのと達成度にけちをつけて、評価を下げるが目的なのだろう。粘っても時間の無駄になりそうだが、かといって譲歩したらこれ幸いとゴッソリ減額されるかも。

と、思ったら例の部長殿はさっさと帰りやがった。このオッサン、自分で言い出した約束は忘れるくせに、自分の連絡ミスは相手が忘れたせいにする。

はあ