デザインウェーブにARM基板付録

CQ出版の技術雑誌であるデザインウェーブの3月号にARM基板が付録として付いてくる。
DESIGN WAVE MAGAZINE 2006年3月号(No.100) 目次

ちょうど先日、部下がARMを使ってみたいと言っていたので教えてあげた。先輩の社員にも紹介したところ、二人とも欲しいという。デザインウェーブを3冊も置いている本屋は多くないし、付録基板のある号は品薄になりがちだ。以前の付録基板のある号は大学の生協書籍部で購入できたので、今回もそうすることにした。本当は先週のうちに購入したかったのだが、先週の土曜は祝日で大学生協が休みだったので1週間我慢した。ちなみに来週の土曜は出勤日なので生協に行けるのは今日しかない。
私の行っている大学では、離れた場所に3つの書籍部店舗あるのだが、仕入れ冊数が多いと思われる書籍部に行った。ここは別のキャンパスにあって、駐車場からも結構歩かなければならない。
そんなわけで、えっちらおっちら歩いて行ったのだが、前回の時は平積みされていたデザインウェーブが見付からない。かろうじて1冊だけ他の雑誌に隠れるように残っていた。カウンターで聞いてみたら、この1冊で売り切れで再入荷の見通しもないらしい。あわてて他の店舗に電話で確認してもらったら、なんとか2冊ある店舗があった。閉店時間が迫っていたのであわてて移動してどうにか手に入れることができた。

今回のように基板を雑誌の付録にすることをCQ出版が始めたのは数年前のことだ。そのすこし前に規制が緩和されて大きな付録を付けられるようになったらしい。基板を付けた号はかなり売れているようで、しばらくすると同じくCQ出版の「トランジスタ技術」にもたまに基板が付くようになった。
基板が付いた号の後の号には付録基板の応用記事が載るので、付録付きの号はなんとなく購入してしまうのだが、実はちゃんと動かしてみたことはほとんど無い。基板はできるだけ手軽に動かせるように工夫されているのだが、それでもやはりいくつかの追加部品は必要だし、動作確認用に外部回路も作る必要がある。このごろは日本橋まで行く時間が無いのでこういった部品の調達が面倒でついほったらかしにしてしまうのだ。
しかし、付録基板は回を追うごとに洗練されてきており、どんどんお手軽さがアップしてきている。今回は電圧変換IC、動作確認用のLED、RS-232C変換ICが実装済みである。また、ARMチップ自体に12ビットのA/DコンバータとD/Aコンバータが搭載されている。A/Dをもつマイコンは多いがD/Aが載っているものはあまりないのでかなり嬉しい。A/DとD/Aがあり、32ビットの演算ができるなら制御の実験も非常に簡単にできる。実際にPID制御をさせる記事も載っている。
あとは電源コネクタとRS-232Cコネクタを実装するだけで、かなり色々なことができそうだ。今回はさすがに放置することも無いだろう。たぶん。