ピアソンと近代科学社の本が15%引きだったので、それらの出版社の本で前から気になっていたものを何冊か買った。本当は技術英検の参考書をさがしに行ったのだがそっちはすっかり忘れてしまった。

ソフトウェアテストの分野では必読本らしいが、いかんせん古いのが気になって買おうかどうか迷っていたソフトウェア・テストの技法。割引対象だったので思いきって買ってみた。ハードカバーだが思ったより薄くて読みやすそうだ。テストは専門ではないのだが、テスト担当者が別の仕事に回されてしまったので自分でやるしか仕方がない。(はい、ジョエルテスト1点減点)

プログラム改良学もかなり古い本で、第一版が1989年ということは原書はもっと前ということになる。珠玉のプログラミングではコードはC言語だったが、この本ではPascalで書かれている。まだコンピュータが非力だった頃の古い本だけに、効率を重視したコーディングについて書かれている。すこし前まではデザインパターンだのオブジェクト指向だのと巨視的な技術ばかり勉強していたので、バランスをとるためにこういう基本を勉強するのは悪くない。ちょうどJoel on SoftwarePert 1にも基礎が重要だと書いてあったし。Write Great Code (Vol.1)もそういうつもりで購入した。この第1巻はハードウェア寄りの内容なので、そのうち買うつもりのパタヘネ本とかぶりそう。

仕事でそのうちデータの3D表示をするつもりなので、かねがねDirectXより汎用性のありそうなOpenGLを勉強しようと思っていた。手頃な参考書がみつからなくて先伸ばしにしてきたが、割引につられてOpenGL入門―やさしいコンピュータグラフィックスを購入した。ろくに中を見ないで買ったのだが、アマゾンでの評判はあまり良くないみたいでちょっとがっかり。まあ自分で読んでみないと本当のところは分からないのだが。


ソフトウェア・テストの技法

プログラム改良学

OpenGL入門―やさしいコンピュータグラフィックス

博士の愛した数式


今日は注文していた本も届いていたのでえらいことに。今日買った本だけでも積み上げたら余裕で10cm越えてるし。本当にアパートの床が抜けないか心配になってきた…。

最近は技術英語と数学がマイブーム。
技術英語は学位論文を書いたり仕事でマニュアルを書くのに役に立つので楽しい。「学びて時にこれを習う」ので「亦説ばしからずや」である。ただ、科学英語や技術英語を勉強するときにいつも思うのだが、「良い論文」や「良いマニュアル」の例が無いのはなぜだろう?大抵のライティングの本は「良い文章をたくさん良みなさい」と言っているが、勉強中の身には文章の良し悪しを区別するのが難しい。「お手本にすべき論文100報」とか「お手本にすべき英文マニュアル20」とかあればいいのに。
数学は結城浩さんの数学ガールを読んで勉強し直したくなった。Where is the truth?シリーズを読むと、元ネタはコンピュータの数学らしい。この本前から欲しいと思っている。この日本語訳は第1版だが原書のほうは第2版が出ている。どちらにするか迷うところだ。原書第2版が出てから既に10年以上経っているのでもはや訳書は出ないないかもしれない。とするとやはり原書を買うべきか?


Write Great Code (Vol.1)

計算幾何学入門―幾何アルゴリズムとその応用

これだけは知っておきたい技術英語の常識