『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』無料プレゼント

http://d.hatena.ne.jp/hyuki/20060107
結城浩さんが、『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』のプレゼントをされるそうだ。トラックバックすることで応募できるらしいので、応募させてもらうことにした。

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

改定前の『Java言語で学ぶデザインパターン入門』は何度も読んでいて、今でもときどき見返すのだが、とてもわかりやすい本である。結城さんはGoF本に挫折した人を想定してこの本を書かれたそうだが、私もまさにそのとおりの読者だった。最近はデザインパターンの本はたくさん出版されていて、ときどきそれらを書店で眺めるのだが、やはり入門書としてはこの本が一番わかりやすいと思う。
この本で勉強したデザインパターンの知識は、仕事でも役立っている。いま開発しているソフトウェアにも、パターンのおかげで簡潔かつ明確に記述できている(と自分で思っている)部分が多い。いっしょに仕事をしている部下にもデザインパターンを知っておいて欲しいと思って自分の本を貸していたのだが、自分が見返す必要があるたびに返してもらうため、彼にじっくり勉強してもらえなくて困っていた。そういったこともあってもう一冊改訂版を買うかどうか迷っていたところだった。当選すればラッキーだが、本当はもっと初心者の人に当たるほうが良いのかもしれない。


わりと最近になって気がついたことだが、私が最初にC言語を勉強したC言語プログラミングレッスン〈入門編〉C言語プログラミングレッスン〈文法編〉も結城さんの著書だった。この本も非常にわかりやすい本だった。結城さんにとってこれが最初の本だったそうだ。(結城さんの最初の本は『C言語プログラミングのエッセンス』でした)当時すでにWindows98が発売されていたが、MS-DOS上でこの本を片手にサンプルコードを打ち込み、LSI-C試食版でコンパイルしていたのが懐かしい。当時は何もわからなかいままこの本を選んだのだが、今から思えば良い本にあたってラッキーだった。C言語の入門書としてカーニハン&リッチーの原典を挙げる人は多いのだが、私はこの本をお薦めする。入門編のほうは改訂版が出ている。

その後、私は主にC++Rubyを使うようになり結城さんはJavaPerlの本を書かれることが多くなったので、あまり結城さんの著書を買うことは無くなったが、パターンや暗号の本は勉強させてもらっている。結城さんのブログによると、つい最近またあたらしい本を書かれたようだ。タイトルなどはまだ公開されていないが大いに期待したい。