FFTがわからない。理屈はわかるのだがソースを見てもロジックを追えない。昔から何度も挑戦して、そのたびに分からない。なんでだろう。体質?
FFTでは周期条件を利用して計算を簡単にしているのだが、そういった条件を記憶する脳内スタックが不足してエラーになっている気がする。
そういえば複雑なアルゴリズムを考えていても、途中で最初に考えたことを忘れてしまって、最後まで考えられないことがある。この場合は思考の持久力不足と言えるかもしれない。
こんなふうに最近は論理的思考力の衰えを感じることが多くなってきた。これはなんとかせねばということで、実家から持ってきた昔の数学の問題集を少しずつ解いている。論理的思考力を養うにはやはり数学が最適だろう。しかも、自分でじっくり問題を考えて解答を導く必要がある。証明を追うだけではいけない。
今使っているのは大学の入試問題を集めた問題集なのだが、解き方を考えていると普段使わない脳を使っている気がして気分が良い。この快感はストレッチ運動したときに感じる爽快感と良く似ている気がする。やはり体と同じく脳もいろいろな場所を働かせるのが良いのだろう。
脳の活性化という点では、百マス計算のように簡単な計算をたくさんこなすほうが効果的なのかもしれないが、あまり手ごたえが無くてはつまらないだろう。たとえるなら百マス計算は素振り、入試問題はバッティングセンターみたいなものだろうか。