午前中はプログラミング。昼前に出張中の先輩から連絡があって、身内が亡くなったので交代して欲しいとのこと。現場は昨日までと同じ研究室で、車で1時間くらいで行ける。先輩が乗って行っている社用車を運転して帰るために、もう一人の同僚と急いで昼食を食べて現地に向かった。社用車が出払っていたため、自分の車で行くことにした。
着いてみると、アメリカから来ていた技術者はこれ以上作業できないからと、片付けをはじめていた。どうやらレーザーの調子が戻らなかったようだ。
同行した同僚が、先輩の乗ってきた社用車で先輩を駅まで送り、私が技術者をホテルまで送ることにした。ホテルは梅田の近くで、あまりなじみの無い道を通らなければならない。助手席の彼と英語で会話しながらよく知らない混雑した道を運転するのはなかなか骨が折れた。
彼が
「学位を取ったらそのあとは転職するのか?」と聞いてきたので、「その可能性はある」と答えた。するとさらに、「転職先は日本と決めているのか?」と聞くので、「別に限定してるわけではないけど、英語をもっと練習しないと。」と言うと。「あなたの英語はそこそこなので、英語圏に住んだらすぐに上達するよ」と言ってくれた。お世辞かもしれないが励まされる言葉だ。
彼も生まれはロシアで、22歳でアメリカに渡り今はカリフォルニアに住んでいる。渡米した最初の1〜2ヶ月は英語を聞き取れなくて苦労したが、ある閾値を超えると一気に理解できるようになったそうだ。