朝から奈良で行われる分子ナノテクシンポジウムに参加。
少し遅れそうになったので、会場最寄りの駐車場に停めたら、料金が毎時間350円だった。今日は10時間近く停めておくことになるので3590円もかかる。これは高すぎるだろうと思い、昼休みに他の駐車場に移動させた。こちらは地元の老夫婦がやっている駐車場で午後一杯で700円。駐車場を探している時におばあさんが看板を持って立っているのがとてもわびしかったのでそこにした。

シンポジウムは英語だったのだが、英語圏以外の外国人の英語は聞き取りにくかった。講演者の専門分野もいろいろで、馴染のない分野の講演は眠くてしかたがなかった。目当てにしていた講演は最後から2番めだったのだが、その前後の講演は、自分の専門に近かったので興味を持って聴くことができた。目的の講演はシンポジウムの趣旨から少し遠かったので、基礎的な内容が大部分だったが、実験の結果は非常に興味深かった。
本当は自分もああいうことがやりたかったのだが、今の研究室では果たすことができなかった。なので講演後はだいぶ凹みもした。特に羨ましかったのは、協力者と予算の多さだ。測定手法の開発を企業と共同で進め、それを医学や生物学へ応用するという形ができている。対してこちらは壊れかけのエアコン、測定したい波長領域に合わない分光器、ホームセンターで買ってきた試料(!)でやっているのだ。