このところ日記をまともにつけてないが、いちおう普通に暮らしている。が、近頃ますます(傲慢を承知で書くが)会社で周囲のレベルの低さに悩まされていて、ネガティブな思考しかできないでいる。そういう楽しくないことをネットにさらすのもどうかと思い、日記をつけるのを控えていた。

 のだけど、今日はちょっとその禁を破ってガス抜きをする。


 現在進行中の案件で、上司の設計した回路にダメそうな箇所があったので、上司が帰った後でこっそり動作を確認してみたら懸念したとおりの問題が確認された。設計にミスが起こるのはある程度は仕方がないのだけど、愕然とするのはこの設計ミスをするのが少なくとも3回目だということだ。
 1回目は2年ほど前で、私がファームウェアの動作確認しているときに信号の異常を見つけて、上司と一緒に回路を調べて修正した。その際、私は問題の起こる原理と、問題の起こらない設計例をネットで調べて理解しておいた。
 2回目はつい数ヶ月前で、前回きちんと学習しておいたこともあって、回路を見てすぐに問題に気づくことができた。このときは上司のうっかりミスだと思ったので、それとなく問題が起こる様子を実演して、それを受けて上司が提示した方法で修正した(修正方法は一応まともだった)。
 で、それから半年も経たないうちにまたまったく同じ設計ミスである。定数計算を間違えたとか、半田付け不良とかではなく、まったく同じ目的の回路にまったく同じ回路構成を採用しているのだ。
 これが外注先の仕事だったら、自分なら取引をやめることを考える。大して難しい回路でもないのに何べんも間違えて改善されないのだから当然だろう。

 ともかく、もはやこの上司の学習能力が失われていることは疑いようがない。単なるポカなのかも知れないが、個人的には若年性認知症うつ病の可能性を疑っている。一度どこかで検診を受けた方が良いと思う。これは嫌味とかでなく、本気でそう思っている。(が、さすがに本人には言うのははばかられる)


 ちなみに今の会社(少なくとも今の部署では)、設計レビューの類は一切行われないので、ファームウェア担当者である私は実機が組みあがるまでに回路設計をチェックできない。
 今回のようなミスなら回路図を一目見れば発見できたと思うのだけど、上司が今のやり方を続けるのであれば、組み上がり後に後手後手で修正するしかない。
 せめてこの辺りはなんとかならんものか…。