朝礼とミーティング。この頃また上司ノイローゼ気味であまり眠れない。特に日曜の夜がひどい。昨夜も睡眠時間は3時間以下。つれーわ。実質2時間くらいしか寝てねーから(とかカッコカワイく宣言してみる)。
 ミーティングで上司から、先週までやっていた開発案件を急いで製品にしろと言われた。えー?!あの件については、開発のイニシアチブは別の部署が持っていて、自分は試作回路とソフトウェアを作るだけって話だったでしょう?試作品が出来たのを見てやっぱり自分の部署の手柄にしたくなったの?
 手柄がどうとかはまあどうでもいいとして、現実問題として今の試作機は開発目的である精度の向上具合がかなり微妙で、まだまだ製品化できる段階ではない。と、喉まで出かかったがそのまま飲み込んだ。もし言っていたら、おそらくまた上司は「期限は決めてあった!それまでに製品化しろとも言ってあった」とかわめき散らしていただろう。
 期限が決まっていたのは事実だけど、開発を進める主体はあくまで別の部署であって、自分はあくまで先方の希望に沿って機器とソフトを作るだけという話だった。こちらはほぼスケジュール通りに仕事をしたし、なかなか検証実験をしようとしなかったのは先方の部署の責任だろう(時々こちらから催促はしたが)。
 てなことが頭に浮かんでは来たが、どうせ何を言っても上司の耳には入らないこととは既に十分学習した。反論しても上司の喚く時間が長くなるだけなので、今回は面従腹背を決め込むことにした。つまり、性能が出てないのを承知の上で形だけ製品化しておき、実際には販売しないように営業にこっそり釘を挿しておく。実に馬鹿らしいが、おそらくトータルで見て一番ましな手だと思う。
 自分がだんまりを決めた意図を察してか、同席していた年配の社員が「ろくに性能の検証ができてないまま拙速に販売しては世間の迷惑になる。ちゃんと手順を踏むべきだ」と進言してくれた。ベテラン社員の言うことだけに上司も反射的に噛み付くことはなかったが、それでもやはり聞く耳はもてないようでごにょごにょと何か理屈を言いかけていた。
 途中で別の会合の時間が来たのでミーティングは尻切れ気味で終わったけど、あの様子ではまたわめき出すのは時間の問題だろう。その前に開発担当の部署とどうするか相談して方針を立てておく必要がありそうだ。(と言うことで夕方までに開発担当を捕まえて当面の方針を立てた)
 帰宅後、1時間ほど仮眠を取ってから夕飯を食べに&新刊を買いに外出。ラーメン屋に行ってみたら店内が改装されてキレイになっていた。メニューはほとんど変化なかったけど。