やってられませんよっ

 内容も文章も醜い愚痴なので以下隠す。

 まあ分かっていたことだが、まだ完全には動作しない組み込みソフト&PCソフトを見て、上司は「どういうつもりだ?!期限は今日までなんだぞ?!」と不機嫌を露にして文句を言ってきた。期限が今日といってもそれは上司の脳内期限で、はっきりと連絡を受けた記憶はない。ちなみに開発品のためお客さんへの納品期限というわけでもない。
 でもまあそれはいい。声を大にして言いたいのは

「こちとら、5月中に出来るはずの回路を6月末にようやく渡され、4日間(上司自身のチェック済みのはずの)回路の不具合をいくつも探させられ、それと並行していくもの仕様変更を押し込まれている。その後たった1日で全部終わらせて装置を完成させられなかったのはソフトウェア担当である私の責任なのか?」
と言うこと。率直に言って、「やってられるか」以外の言葉が出ない。

1ヶ月の遅れは回路の遅れ

 そもそも1ヶ月以上の遅れを出したのは他でもない上司自身の担当作業のはずだ。予定通りに5月中に回路が出来ていて、上司の決めた仕様に変更が無かったならこの装置は今頃とうに完成していたはずだ。それを、「締切りは今日だぞ!?そのことをどう考えてる!」とか真っ赤な顔で叱責されても、知ったことではない。
 どう考えてもこの件については自分にそこまでの非があるとは思えない。でも反論しても、あちらは「回路がいくら遅れようが関係無い!ソフトウェアは並行して進められるはずだ!」と譲らない。
 確かにソフトとハードを並行して進め、両方が出来た時点で結合して一気に完成させる方法はある。しかしそれには開発の初期に互いの仕様をしっかり固めておくなど、先を見越した入念な準備が必要だ。マネジャーが「難しいことは後でいい」と考えることを先送りして、(自身が担当する)回路設計を拙速に始めているようでは到底無理な話だ。
 さらに言うと、ソフトウェア担当者に回路のミス探しをさせたり、事前に渡された資料と実際の回路が食い違ってたり、この期におよんで「忘れてた」と仕様を追加・変更されては、ソフトを独立に完成させるなど出来るはずがない。

回路の遅れはズルズルと

 それでも最初から1ヶ月遅れると分かっていたならソフトウェアの進め方をもう少し工夫できたかもしれない。でも実際にはこの1ヶ月以上の遅れは、毎週毎週「回路は来週くらいにできる」と繰り返された延期が積み重なったものだ。(最後の方は、もう永久に出来上がらないんじゃないかという気もしていた)「もうじき回路が出来る」と回答されるたびについ「ならそれを待つか」という判断してしまったせいで、進め方を変更するタイミングを掴みそこなってしまった。
 もし当分の間回路が出来ないことが分かっているなら、回路をエミュレートするスタブを作るなど開発の進め方を工夫する意義はある。けど、あと数日で本番の回路が出来上がるならわざわざスタブを作り始めてもメリットはほとんど無い。(スタブを作っている間に回路が出来上がる)

回路の完成度は低くてもいいのか

 今日の口論では、この前「途中でいいから見せろ」と言われて渡したソフトウェアが「全然完璧じゃなかった!」「はっきり言ってボロボロだった!」と蒸し返された。完璧じゃなかったのは事実だけど、そもそも完璧にして渡せと言われたわけでもない。
 あの頃はファームウェアに(必要なのかもよく分からない)特殊機能を実装していた時期だったし、それに後から変更が必要と思われたソフトウェアの外見についてはまださほど作り込んでいなかった(事実、後から上司の考え忘れや何やらが出てきてあちこち変更している)。というわけで当時のソフトウェアの画面がハリボテ気味だったのは別に手を抜いていたわけではなくて、先々の手戻りを減らすために後に回したからに過ぎない。
 まあそれでも、あの時点でのソフトウェアの画面が「ボロボロ」(むしろ「まだまだ」)だったのは本当のことではあった。それを「完成した」と言って提出したのなら責められても仕方がないだろう。けど、あの時点で「ボロボロ」であることは十分承知していたし、それにはちゃんと理由もあった。
 一方、上司自身が「検査した」と言ってこちらに回した回路はどうだったか。完璧とは言えずとも「ほぼ完成」というつもりだったのではなかったのか。であるにも関わらず、こちらで動作チェックをしてみたら断線やら配線忘れやら資料との食い違いがいくつも見つかるのは一体どういうことなのか?こんな初歩的なミスがいくつも残っていても、回路作りにおいては完成させたことになると言うのだろうか?

ソフトの見積りは難しい。仕様変更を言われた直後はなおさら

 口論の最後には「いつできるんだ?!あと2日か?5日か?徹夜したらできるのか?」と来た。でも、この数日の間に上司が「あれを忘れていた」「やっぱりこれはマズい」と仕様変更をぽろぽろ出してきたせいで完成までの時間がさっぱり読めなくなっている。見積りをやりなおそうにも、この数日はずっと「上司が検査したはずの回路」の不具合を調べていたのだ。その最中にチラシの裏に手書きした「仕様変更命令書」をバラバラと持ってこられても整理して設計を見直す時間など無い。
 正直にそれを伝えたが、「なんで分からない?!やる気が無いのか?!」しまいには「やる気があれば5日で終わるのか?」と嫌味たっぷりに訊いてきた。明らかに「お前、サボってんだろ?」と言いたげだ。まあ確かに近頃は「そんなこと無いっす。やるき満々デス!」とは答えられないけど。
 しかし頭からサボってると決めつけられていると思うと愉快ではない。ソフト開発という仕事を知らない上司にそんな風に思われているのだとしたら、たとえどんなにいい仕事をしても結局は「手を抜いている」のでは無いかと疑われる。本当に困難な仕事でも「サボるために嘘をついているのではないか」と疑われることになる(いまここ)。

もはや限界か

 もはや打つ手は無いのかもしれない。最近ではそのうち暴力沙汰になるのではないかと心配になってきた。こちらから手を出すことは無くても、つい上司を怒らせて殴りかかられることが無いとは言いきれない気がしてきた。
 だれかに仲裁を頼むか、せめて口論をするときは第三者に立会いってもらうか(もしくは衆人環視の場で)しないと、泥仕合が続くばかりで互いにとっても会社にとっても不幸が続くだけだ。