生命科学の絵本

 なるものを北大の大学院生が描いたとか。オンライン(Flash)でも読める。
 細胞の中の出来事が詩的に描かれた絵本であって、「生命科学が分かる!」と言う類の本ではない。それゆえに子供から生物学者まで、それぞれの生物学の知識に応じて違う世界が見える絵本になっていると思う。

関連:http://www.kagakunavi.jp/topic/show/175http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/news/article/9/

北海道大学で生物学を専攻する大学院生が、細胞や遺伝子の世界を描いた絵本『SCOPE〜生命の楽譜〜』を制作しました。CoSTEPの2009年度受講生として、「グラフィックデザイン」実習の仲間とともに作りあげた作品です

「生命の音楽」「生命の海」「魔法の光」の3部構成で、細胞の中で遺伝子がはたらく様子、動物の発生を細胞レベルで、細胞や遺伝子を扱う実験が、それぞれ描かれています。いま話題のiPS細胞や、ノーベル賞で知られる蛍光タンパク質の話題も取り入れてあります。
監修者の栃内新准教授(北海道大学理学研究院)は、「生物学者の頭の中にある遺伝子の働き方のイメージを,専門家が見ても驚くほどたくさんの情報を盛りこみつつ、小学生にもわかるような絵本の形で表現することにチャレンジした,世界で初めての「科学者も楽しめる絵本」」と絶賛しています。