今日から1泊2日で関東方面に出張。今回は約束の時間が午後なので、10時半過ぎに家を出た。
 今日の顧客とはメールと荷物のやりとりは何度もしてきたが、実際にお会いするのも現地に行くのも初めて。交通の便は割と良いところで、東海道新幹線の駅から在来線で約30分+徒歩10分程度で着いた。しかし新幹線でうたた寝したときに体が冷えたのか、頭が痛くなってきた。ちょっとしんどくて頭もぼんやりするが、仕事ができないほどではない。
 まず責任者に挨拶をして、装置の概況を聞いてから、装置の使用者2人と一緒に設置場所に。まずはソフトウェアのバージョンアップをして、その2人に変更点などの説明をした。説明の後にいくつか質問に答えてから、回路の修正作業に取りかかった。
 修正作業は滞りなく済み、装置をラックに戻した。ところがケーブルを繋いで動作チェックをすると、さっき修正して反転したはずのデジタルロジックの動作が予想と逆になっている。担当者の話によると、どうやら既に別の社員が修正していたらしい。そのときに今回とは別の方法でロジックを反転したようで、今回はそれに気づかずにもう一回反転してしまったようだ。もう一度筐体をラックから降ろして筐体を開け、変更した箇所を元に戻したら正常に動作した。
 動作は正常になったものの、これはつまりこの機体だけ特殊な回路になっているということで、しっかり記録しておかないと、今回のような勘違いや互換性の不一致になりかねない。機会があれば引き取って修正してしまいたいところだ。

 そんなこんなで予想以上に時間を食ってしまい、現地を退出したのは午後7時半。作業が終わった頃には体調もだいぶ悪くなっていたが、今日の宿泊地まではこれから2時間ほど電車に乗らないといけない。
 それなのに運の悪いことに、特急への乗り換えで1時間近く待ち時間ができてしまった。ホテルに到着が遅れることを電話で連絡して、とりあえず駅構内の立ち食いそば屋(テーブル席もある)で夕飯を済ませて発車まで休ませてもらった。幸いそば屋でしばらく休んだら体調もいくらかマシになってきた。
 ようやくやって来た特急に乗り込み、ゆられること約1時間。ありがたいことに、自由席でも十分席が空いていたので隣の席に気を遣う必要もなく、暖房もちょうど良い効き具合だったので、乗っている間はゆっくり休むことができた。そういうわけで、目的地の駅に着いた頃には体調はほとんど正常になっていた。結局、一番肝心なはずの現地作業の間が一番体調が悪かったという締まらない話。
 ともかくホテルにチェックインして、ウェルカムドリンク(ワイン)を二口ほど飲んでから部屋でのんびり過ごした。