昨日の続きで不具合の修正確認。どうにか不具合が起こらないようにソフトウェアを修正する方法は見つけたものの、なぜそうなるのかは分からない。少なくともソースコードレベルでは問題は無いように見える。ソフトウェア上でこの不具合と関係のある部分では、CPUが外付けメモリに頻繁にアクセスしているので、もしかするとメモリバスの電流容量が足りないとかのハードウェアの性能限界なのかも知れない。いずれにせよロジカルに理解できない以上、繰り返しテストをするしかない。
 この不具合、基板に風を当てると起こりやすくなるという点からも、ハードウェアの性能とも無関係ではない。時間をかけて動作を検証するしかない。


 先日と同じ出張先に、今日も担当者が別件で行くことになっている。今現在動作確認中のバージョンを持って行きたいと言われたが、考えた末に今回は断った。今日行ってもうらう納入先には、不具合が出ないようにパフォーマンスを下げたバージョンがインストールされているので使用に支障は無い。それにここには近いうちにまた誰かが出張に行きそうなので、その時まで検証をしてから修正版を持って行くことにする。
 午後、別の納入先からメールで不具合の連絡。こちらもおそらく同じ現象が起こっていると思われる。こちらは遠隔地でかつ今現在使用に支障が出ているようなので、動作確認中の修正版をそうと断った上でメールで送ることにした。
 それにしてもこの不具合、いくつかの条件がそろわないと起こらないので、ずっと社内で再現させられなかった。なのになぜか出荷先では高確率で起こる。これなんの法則?