http://www.mumumu.org/~viking/blog-wp/?p=2810
分野が違うのでよくは分からないけど、亡くなった大学院生はかなり優秀だったらしい。
「怖い」じゃなくて、今や博士課程なんてものは自殺志願者の行くところです。優秀な学生は断じて行ってはいけません。そんなことをされたら日本の損失です。
それは言い過ぎ…とも言えないのが悲しい。実際自分もうつ病になりかけて心療内科へ通ったし。もしあのとき思い切って治療を受けなかったから今頃どうなっていたかわからない。
本当は大学院は死に場所なんかであって欲しくない。トップレベルの研究が学べる最高学府として理科少年の憧れであって欲しい。
でも現実は最近の報道にあるように、時間とお金と将来、そして運が悪ければ命まで失いかねない場所になっている*1。そしてそれを正そうという動きは極めて鈍い。
ここ数年で大学の暗黒面が報道されることが増えてきた。このことで大学が自ら変わっていくことを願うが、大学の内情を知っている人間の多くはおそらく期待できないと感じているのではないだろうか。
大学がどうしても変わりたくないのならそれでも構わない。そして報道やネットでその闇を衆目に晒し続ければ良い。そうなれば若者は最初から海外の大学を目指すようになって、国内のろくでもない研究室で人生を無駄にしたり命を捨てたりすることも減るだろう。
*1:被害に遭わなかった人は「そこまで酷くない」「自己責任」と言うかも知れないが