なしくずし的に背負い込むことになった開発案件を終わらせるため、マイコン端子の割付表と回路ブロック図を作り始めた。こんな基本的な資料もなしに前任者がどうやってソフトウェアを書いていたのかが謎だ。
回路図とにらっめこしながらの作業になるが、もともと電気には詳しくない上にしばらく関連の仕事から遠ざかっていたので回路図が読めなくて難渋している。特にオペアンプ回路は図を見ても何の回路なのか判別できなくなってしまっている*1。反転回路と非反転回路の区別もつかなくなってるのはさすがにまずいかも知れない。
ともかく分からない箇所はパスして比較的分かりやすいデジタル信号線を追うことにした。ここでのデジタル信号は主にスイッチやリレーの切り替えをしているだけなので、線が繋がるICが見つかれば信号線の意味はなんとか理解できる…ものもある。なんとか数本の信号線はその役割と動作ロジックをつきとめることができた。…まだ5、6本行き先の分からない線が残っているけど。
困ったのはDA出力で、4つあるDA出力のいずれもどこにつながっているのやらさっぱり分からない。DA出力はオペアンプを使った加算回やらオフセット調整と思しき回路を何段も通っている。やはりキチンと回路を追って理解していくしかなさそうだ。…オペアンプの復習でもするか…。
そんなことを一人でやっていたら、急に強めの抑うつ症状(絶望感と緊張性の頭痛)が出てきた。精神安定剤を飲むかしばらく迷ったが、しばらくしたら自然に引いて行った。

*1:ボルテージフォロワだけは分かる