午前中はソフトウェアのテスティングについての調べもの。つくづくテストという仕事は大変だと思う。
ちゃんとしたテストを実施するにはきちんとしたテスト手順が必要になる。きちんとしたテスト手順を作るには、要求仕様を高いレベルで理解した上でそれを効果的に検証する方法を考え出さないといけない。機械や電子回路を制御にする組み込みプログラムの場合は、対象となる機械や回路で起こる現象の理解も要求される。そう考えるとテスト方法を考え出すのは科学・工学の研究者が実験をアレンジするのによく似ている。
午後からはWindowsのシステムDLL(ntdll.dll)絡みの不具合の調査。Web上をよく調べてみると似たような事例がちらほら見付かった。もっともそれらのほとんどはWindowsUpdateをかければ直るというものなので、自分の場合には当てはまらない。古いバージョンのDLLに置き換えて動作を確認してみたりもしたが、不具合は解消されなかった。そもそも問題の通信ライブラリはWindows2000上で開発されたものらしいので、システムDLLをWindows2000のものに置き換えればライブラリもちゃんと動くのかもしれないが、さすがにWindows2000のDLLをWindowsXPに移動するのは気が進まない。それに、仮にそれでうまくいったとしても、顧客の機体でそんな危なっかしいまねをするわけにもいかない。やはりメーカーの返答待ちしかないだろうか。
このごろまた夜眠れなくて、一日中イライラが収まらなくて、絶望感・自責・消滅願望が強くなってきている。それに伴って、理解力・決断力の低下、思考が続かない、といった傾向もある。