朝から協力会社に送るためのサンプルコード書き。
昨夜の2通のメールはいずれも北欧の解析ソフトメーカーからのものだった。もち1通は作業が順調であるとの連絡だったのだが、もう1通はトラブルに関する問い合わせだった。
このメーカーの製品に、こちらのファイルフォーマットを読み込めるように依頼していたのだが、前に動作検証用に送ったデータが読めなかったらしい。それで、本当にデータは正常か?という問い合わせが来たというわけ。問い合わせメールに当のデータファイルが添付されていたので、こちらの簡易ビュワーで開いてみたが、正常に表示される。なのでメール送信の際に破損したというわけでもなさそうだ。
おそらくファイルフォーマットの構造がちゃんと伝わってなかったのだろう。残念ながら向こうのソースコードは見せてくれないので、どういう誤解があるのかは分からない。だとすると、こちらからはより明確な形で仕様を伝えるしかない。今朝書いたのは、仕様をより具体的に伝えるための資料で、ダミーデータを生成するCプログラムのソースだ。データを構築する様子が分かれば読み出す方法も分かると思う。午前中に一揆に書き上げてソースを送っておいた。下手な英語で怪しげな説明をするよりこっちの方がわかりやすかろう。

午後からは新しい事務用パソコンの立ち上げ。
とりあえず古いパソコンの名前とPIアドレスを変えてから新しいパソコンをネットワークに接続した。後は少しずつ必要なフリーソフトをダウンロードして環境を整えていく。データ等の引越しは明日以降。

そうこうしているうちに、海外の納品先からまたしても不具合の報告が…。なぜここはこれほどトラブルが起こるのだろうか?社内の担当者から聞いた報告からは、今回のトラブルはソフトより回路が原因である可能性が高いように思える。
ともかくまずは原因を特定しなければならない。怪しげな箇所の回路図を引っ張り出してきて、問題を絞り込むための手順を作っていく。いろんな可能性を考えて、それを収束させるために何をすればよいかを考えるというのは頭を使う作業でなかなか骨が折れる。
小一時間ほど考えて手順をつくった。顧客に連絡する前に社内の機体で手順の検証をしようとしたら、困ったことにこの機体も正常に動作しない。そういえば少し前に組み立てたまま動作チェックしてなかった。幸い実験に使っている機体がもう一台あったので、手順の方はそちらで無事に検証できた。
動作異常の機体の方は、回路設計者と一緒に配線のチェック。最終的には内部配線のラベル印字が間違っていたせいで、結線が間違っていた。
しかしこういう間違いは配線を映像で記憶してないと気がつかないよなあ。回路図と比較して調べるのはとても大変そうだ。