たまたま自分が知っている分野の記事を読み、「何を今さら、時代遅れなことを」と首を捻ったことは、一度や二度ではないはず。「新聞に載るような記事」の属性が、ほとんど決まってしまった感がある。新聞で華々しく書かれていたら、「もう終焉」と思えてくるほどだ。
たしかに科学記事なんかでたまにある。業界ではほぼ否定されたテーマが「今注目されている」なんて書かれていたり。おそらく他の記事の鮮度も似たようなものなのだろう。ニュースと広告以外の記事はそういう読み方をしないといけないのかもしれない。
子供や学生に、「新聞を読みなさい」と説く大人がときどき今でもいるけれど、はっきりいって、鈍すぎる。その人自身が既に「現在」を捉えていない。
新聞など読んでいると馬鹿になる…は言いすぎだとしても、「新聞に書かれてるから正しい」と思っているようでは話にならないということなのだろう。