忌引
朝、実家に着くと葬儀屋が庭にテントを張ったり、白黒の幕を壁に張ったりし始めていた。
自分と弟は、手伝いに来てもらっている近所のオジさんと一緒に公民館まで、式の時に遺影などを置く祭壇を借りに行った。予定ではその後お寺に行って墓標を受け取り、ついでに座卓を借してもらう予定だったのだが、
お寺の都合で墓標の受け取りは午後になった。座卓と低い椅子は昼には必要になるので、午前のうちにそれぞれ15個と6個借りてきた。
葬儀屋の指示に従って遺体や遺品を棺に納める。祭壇の設置は葬儀屋がやってくれた。
夜はお通夜。
その夜は実家に泊まった。