好奇心と研究

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個人的には、好奇心に基づく研究というのは一種のファンタジーだと思います。
たとえ「こういうことを知りたい、こんなことを実現したい」という動機があったとしても、そのようなテーマに取り組めるとは限りません。これには、研究室や指導者が自分の興味あるテーマを強制する場合や、卒業後に就職することを考えて無難なテーマを選ぶなどが理由です。また、指導者が学生のテーマに責任を持てなかったり、実験装置などの設備が足りないといった事情もあるでしょう。
これらのことからも、学生には最初から強い動機など無いほうがむしろ良いような気がします。むしろ、最初は興味が無かったがやってみたら面白かったとういう場合が一番うまくいくと思います。
もし学生に「強い動機」求めるならば、自由に研究テーマを選択でき、もしその研究が失敗しても卒業や就職に支障の出ない環境を整えておく必要があるのではないでしょうか。