大規模化とともに下がる品質開発プロセスの見直しが急務--組み込み最前線 | 日経 xTECH(クロステック)

調査によれば3割以上のプロジェクトがウォータフォールを採用し,次にスパイラルが続く。新興の開発プロセスとして話題にのぼることが多いアジャイルも,わずかだが採用されている。

中でも,組み込みソフトウェア開発の実情に即していると思われるのがスパイラルとプロトタイピング。どちらも,まず動くソフトウェア(プロトタイプ)を作って動作確認と評価をし,必要な改善を加えるという作業を複数回繰り返す。実現すべき機能ははっきりしているが技術的に不安な要素があり,作ってみなければ判断できないという場合に適したプロセスである。ハードウェアの厳しい制約の中で,先進的な機能を次々に搭載することが求められる組み込みソフトウェア開発にはなじみやすい。

これに対してアジャイルやインクリメンタルは,技術的には枯れているが実現すべき機能がはっきりしないときに有効とされる。

たしかに。