さくさくリファクタリング。ごちゃごちゃになっているオブジェクト構造をレイヤに分けていく。特にGUIから下層のオブジェクトを直接操作している部分を、中段のオブジェクトを経由するように変更する。ここでは中段のオブジェクトはFacadeパターンのFacadeオブジェクトに当たる。また、中段のオブジェクトは下層のオブジェクト同士の連携をとる役割ももっている。この場合は中段のオブジェクトはMediatorとして働くことになる。
こんな手間をかけているのは、近いうちに新しいGUIのセットとPCIボードを使えるように改造することが予想されているからだ。ソフトウェアの仕事自体は変わるわけでは無く、より初心者向けのGUIと、新しく発売された安価なPCIボードに対応するのが目的である。ハードウェアの流動的要素は既にカプセル化してあるが、GUIはコアとなるアーキテクチャと強く関連しているのでこれを解きほぐしておかねばならない。