今日は悲しい出勤日。午後からは社内発表会と掃除なので午前中は技術書を読んで過ごした。
発表はいつも通り。年末にもやったところなので話すことも少なく、早めに終了。続いて経営報告。会社のWebページの充実やGoogleに広告を出している事などの報告があった。担当部長殿の報告内容は、彼にしてはまあまあ及第点ではあった。

「広告としてウェブサイトが重要になり『つつある』」

サイト作成担当者に高画質ディスプレイを与えてウェブサイトの見栄えを向上した

検索エンジンに引っかかり易くなるようにサーチエンジン最適化『対策』をしています」

などのトンチンカン発言は許容範囲でしょう。*1


終了後、部署の上司と後輩の3人でファミレスで軽食しながら雑談。わりと古株の社員が近いうちに退職するらしい。会社の経営状況も良くなく雰囲気も悪化しているので、自分の人生は自分で考えないといけない、とかいう話になった。私は言われるまでも無く自覚していたが、後輩君は本社とは違う場所で勤務しているため、社内の事情を伝えておく必要があると上司が考えたようだ。
その場では言わなかったが、他にも辞めるかも知れない社員がいると聞いている*2。辞める社員もやめそうな社員も主力として働いている人達だが、無能な上司に悩まされ、長時間労働を強いられてきたので、そういう選択も無理はないと感じた。給料もさほど増えてないらしいし。

問題は全ていびつな人事と評価方法にある。この会社はこれまでも能力の無い身内にポストを与えるために無駄に部署を分けて縦割りの害を作り出し、その後始末と金銭的損失を社員に負担させてきた。それに加えてこのところの経営状況の悪化と仕事量の増加が士気の低下に追い撃ちをかけているようだ。そろそろ私も逃げ出すことを真剣に考える時期が来たのかも知れない。

もっとも、経営が振るわないとは言ってもすぐにどうにかなると言うほどでは無いらしい。しかし社員に細かな節約をさせておきながら*3、ゴルフ大会や身内への御歳暮には気前良く社費を使い続けているようでは先は暗い。利益が出てもまず誰かさんのゴルフ費用に消えると知っていて、誰ががんばる気になるというのだろうか。社員にはバレてないと思っているのかも知れないが、そういう情報は案外知れ渡っているものだ。

*1:ちなみにサーチエンジン最適化と言っても、テーブルタグの代わりにCSSを使うなどの基本的なものだけらしい。

*2:転職先を探している社員は何人かいる。

*3:電気代の節約や、ボールペンを使いすぎるなとか言う