ある社員がいま使っているパソコンを新しいものに置き換えるというので、しぶしぶお手伝い。

少し前までは社内のパソコンの購入や設定を全般的に受け持っていた。別に手当てが出るわけでもないのだが、誰かがやらないと仕方がないと思って引き受けていた。
ところが最近になって件の部長殿が勝手に部下のパソコンを購入するようになった。知らないうちに段ボール箱が積みあがっているのだ。買った後の初期設定やネットワーク接続やデータの移行には知らん顔をする。しかたが無いので私に依頼が来る。

購入機種やスペックは彼が決めているのだが、その基準は「新しければ良い」「速ければ速い程良い」「価格は高いほうが良い」「モニタ19インチ」というものらしい。
例えばExcelで事務処理をするだけであるにも関わらず、「メモリは1ギガは必要や」とか言って別に追加メモリを買わせたりしている。その人はいままで128MBのWindows98で支障なかったんですが?
そういえば前に、デジカメの写真を整理するにはペンティアム4の2GHzが必須だとか言ってたっけ。

勝手に買い替えたのは5台ほどだが、3台はそろそろ置き換え時期なのでまあいいとしよう。しかし今日の置き換えは、ほとんどスペックが変わらない。しかも当の社員は新しい機種など希望しておらず、むしろ移行で作業が中断するのを嫌がっていた。
彼のこういうくだらない行動は、おそらく周囲にいい顔をするのが目的なのだろう。(それが意識的か無意識的かはわからないが。)
たぶん、「オレが買うたったんや」とでも言うつもりなのだろう。でもそれなら最後まで面倒を診てもらいたい。せめて後の作業の依頼などはこちらに連絡してもらいたい。

そもそも、そんな暇があるなら、受注案件の連絡をまともにやってもらいたいものだ。いつまで「伝えたつもり」「やってくれてると思ってた」で済ませる気なのか?そして経営陣はそれを見過ごすのか?
社員はほぼ全員が彼の無能さに迷惑していて、職場のモチベーションはかつて無いほどに低下している。にも関わらず、経営陣は彼を重用しつづけているということは、もしかして気づいてもいないのかも知れない。確かに彼は経営陣には服従しているし、幹部がアホなのも明らかなので仕方がないだろう。気の合う者同士でええようにやらはったらええです。好きにしなはれ。

あほらしくなったので定時で帰る。ああ気分がすさんでる…