これまで部下には回路とプログラミングを中心に仕事をしてもらってきた。現時点で、PICマイコンを使った回路に関して社内で一番詳しいのは彼だろう。
ところが、会社は、中国人である彼に中国への納品やサポートの仕事をもっとさせたいと言い出した。私に預けるときにはプログラマとして育てるように言っていたはずなのだが、いずれそういうことになるだろうとは予想していた。
もっとも、納品やら修理となると私には指導できないので、海外担当の部署にお願いすることにした。もともと彼はそちらの部署にも二重に所属していたのでさしたる不都合はない。

しばらくは自分の仕事に集中できそうだ。