このところ投資信託でわりと利益が出ている。投資信託イヌが教えるお金持ちになるための知恵
を読んで始めたのだが、部屋を片付けていたらその本が出てきたので、読み返してみた。タイトルは少々アレだが内容はしっかりしている。11歳の女の子がひろった犬やその元の飼い主たちの助言でお金について学んでゆく様子が描かれている。単なる財テクではなくいかに幸福に生きるかがテーマだ。この犬はときどき厳しいことも言う。

「やってみるんじゃなくて、やるんだよ。なにかを『やってみよう』なんていう人は、その時点ですでにそれがうまくいかにあことを心のどこかで予感しているんだよ。だから結局うまくいかないんだ。『やってみる』なんていうのはただ前もって自分に言い訳しているだけなんだ。あらかじめ弁解しているにすぎないんだよ。『やってみる』なんてないんだよ。やるかやらないかのどっちかだけさ。」

など、なかなか耳が痛い。
この本は小学校の高学年より上をターゲットにしているようだが、さすがに世の中のほとんどの小中学生にはピンと来ないだろう。アルバイトなどで自分で収入を得始める高校生以上にお薦めする。これまでお金についてあまり考えてこなかった大学生や社会人一年生にもおすすめ。

イヌが教えるお金持ちになるための知恵