DDD難民

自分も『Domain-Driven Design』(DDD)難民の一人です。

しかし、日本では翻訳書がいまだに出版されていないこともあり、本書の出版から3年近く経った今でも、まだまだ一部の通の人たちにしか広まっていないように筆者には思われます。また、原書を読まれた方の中からも「本が分厚すぎて読みきれない・・・」という嘆きの声も聞かれます(DDD難民という言葉もあるそうです)。
[ 技術講座 ] Domain-Driven Designのエッセンス 第1回|オブジェクトの広場

『Domain-Driven Design』はMargin Fowler氏の推薦を見てすぐに原書を購入したのだが、本の主旨(効能)がいまいち見えなかったためずっと放置してきた。だが、上記のオージス総研の記事を読むと、ずっと知りたいと思っていたことが実はこの本に書かれていたんじゃないかという気がしてきた。オージス総研の記事は全3回の連載らしいので、記事を全部読んだ後で原書に当ろうと思う。

Domain-Driven Design: Tackling Complexity in the Heart of Software
Martin Fowler Eric Evans
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被爆国の怒り

憲法9条を有する日本は、同時にまた唯一の被爆体験国である。すなわち「憲法9条」と「被爆国」の二つの日本の特性は、世界に向けて安全保障論議をする際の、わが国の最大、最強の武器である。米国との軍事協力を加速させるために憲法9条を手放し、米国に対する最強の武器である「被爆国の怒り」を放棄してしまえば、残るのは米国に対する無条件の従属しかない。
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テロとの戦い」と言う名の米国の不当な戦争のためにどんどんと日本の自衛隊や我々の予算が消費されようとしている。米国の戦争経済の赤字補填のために日本経済が食いつぶされようとしている。
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天木氏の意図とは少しずれているかもしれないが、私も被爆国が原子力兵器の使用を認めるなど論外だと考える。今回に限ったことではないが、アメリカの核容認発言にはたとえ形だけでも異議を唱え続けて欲しかった。
被害者面してゴネろと言うわけではない。「自分たちは核の痛みを知っている。だからこそ核兵器は許容できない」という立場を日本政府に取り続けてもらいたいだけだ。アメリカに屈服しないだけでなく、イラク戦争のような「美しくない行い」に与しないためにも。

まもなく原爆をテーマにした『夕凪の街桜の国』の映画版が公開される(7月28日)。映画の原作となったコミックは英語をはじめ数カ国語に翻訳されている。本作品が多くの国で読まれることを期待したい。


夕凪の街桜の国
夕凪の街桜の国
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こうの 史代
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Town of Evening Calm, Country of Cherry Blossoms
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